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㊗️アイドル短歌アンソロジー『アイドルが好き』発行‼️

短歌アンソロジー『アイドルが好き』【WEB版】|鷹野



ということで、今回掲載されている短歌について感想を綴っていこうと思います。

※批評のつもりは全くございませんが、失礼な言葉選びや、ご本人の意図とかけ離れた解釈など不適切な記述がありましたら早急に削除/修正いたします。

ご本人・第三者の方問わずご指摘頂けますと幸いです。

※コメントが無い、短い=良い短歌じゃない、とかそういうのは!!無いです!!
めっちゃ良いけど私が感想を言語化できてないだけです。

全部の短歌へコメント残せなくてすみません( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

 


それでは早速!



001 りぴさん
やっぱりステージに立ってる自担(推し)って“一等星”って言葉が似合いますよね~!!!
祈るような下の句の切実さが素敵です。

002 神守彩枝さん
アイドルの、自分のファンを客席から見つけた瞬間の表情ってめっちゃ良いですよね。
自分が見つけてもらえた時のことを思い出してなんか泣きそうになりました。

003 シノノメユフさん
ご本人がツイートで明言されていましたが、“あの曲”ですね…!
託せない気持ち、それもまたアイ。

004 いとさん
どなたかを思い浮かべて詠んだのかな~…。
誰かわからないけど…素敵な自担なんだろうな……。

005 おばけちゃんさん
“まなじりのラメ”という綺麗な描写と“燃やせ舞台を”という強気な表現のギャップに惹かれました。
“まなじりのラメ”ってなんだろう。文字通りにアイシャドウのことなのか、涙や汗の比喩なのか。色々考察が広がる作品です。

006 ちせさん
神聖で丁寧な描写に、ため息が洩れました。
アイドルを“偶像”と見た時の究極形のような作品だなと思います。

009 もといさん
ちょっと不穏な雰囲気の作品。
私は担降り(推し変)をイメージしました。
“火葬場”というワード、なかなか浮かばないし絶妙だな…。

010 モマさん
ステージ暗転中のアイドルの姿が思い浮かびました。
“絶望”というのが誰目線のものなのかでまた見方が変わってくる。

011 月食さん
“ID.01”の謎が解けた時のカタルシスが凄い!それぞれが違った輝きを持つ光ではあるけれど、誰もが誰かにとっての1番/1人目なんだよな…と。

012 古迫ねねさん
“燃えるほど見失うアイ”←真理だ…
片仮名表記にしてあることで、“愛”とも“I(自己)”とも取れそう。

013 線香さん
人を好きになる瞬間を“光の波に攫われて”と表現したところが素敵です。
初めは心の端からじわりと弾けていったものが、いつしか心の真ん中に宿る瞬間を予感させる、物語の書き出しのようだなと感じました。

014 独活部さん
“相棒”ってシンメともとれるし、ファンともとれて、あるいはペンライトや、マイクやスケボーといった道具のことを指しているようにも広く解釈できる気がしました。

015 南波さん
“光るのはいつでもやめていいからね”の時点でカァ~~~~~!!!(泣)なのに、
“君に見惚れたままに呟く”←心がふたつあるじゃ~~~ん!!!!!!(?)(大号泣)

016 白熊さん
“挫いた足”←どうしたの💦開演前ダッシュしたの?
昔、スタンディングの現場で靴擦れしてめっちゃ痛かったけど、その痛みさえ自担との思い出で愛しかったな~って記憶が甦りました。

017 梨穂子さん
汗が光る=ステージの上、照明を浴びた状態でイヤモニを外してる=客席の声を聴こうとしてくれているってコト?!(深読みがすごいハチワレ)
こういう、公演の中でも該当担しか見てないであろう瞬間を切り取ってるところに愛を感じました。

018 風林さん
私はJr.担だから尚更、うちわやペンライトって「あなたのファンです!ここにいます!」って声明に等しいと捉えています。
私が灯す光も、ちゃんと愛に見えてるといいな。

019 sariさん
いじらしさが堪らない~!でも分かる~!

020 るねさん
一目見て、文豪の恋文の一節…?!となった。淡々と理性的な言葉選びなのに、とてつもなく相手に惹かれて囚われているのが伝わってきます。

021 をがたさん
最高のレシピだな…きれいな包装紙でくるんでリボンをかけたい短歌。

022 早藤尚さん
こういう形の両思いもあるよね~!となりました。アイドルとオタクの関係性の理想形。

023 春さん
あ~~~~~!!!!!!
『アイドルが好き』ってことか!!!
こういう、読み返す度に味変する仕掛けがあるの楽しい~

024 yugure
ギャ~~~~~~~?!?!?!?!
ただの愛だけじゃない、その人を推す覚悟まで透けて見える、したたかさが苦しい。
他担から心ない言葉を向けられがちなアイドルを好きになる傾向があるオタクなので、尚更刺さりました。

025 夏野さん
“歓声を食べてる”←わかる。こういうアイドルいる。
アイドルとして生きる覚悟とか野心が見え隠れする様に震えました。

026 浅葱さん
色彩や言葉が31字の中で交錯するワクワク感。“ときめき一閃”の語感が好きです!

027 しまさん
ペンライトの光ひとつひとつが遠景になるくらい広い会場でコンサートができるようになっても、小さい会場で必死にコンサートやってたあの頃を忘れないでね、遠い景色の一粒でも誰かの手が灯してる光なんだよ、みたいな切なさを感じました…(また深読みを…)

029 昭田さん
109首ある中でも珍しいアイドル目線っぽい作品。
優しさからなる弱さを持つ人は強いよ、と言いたくなりました。

030 パピル巣さん
私はアイドル目線と捉えたんですけど、平民の私でさえ言いたいことも言えない世の中なのに、アイドルなんて尚更気を張るだろうな~~という苦悩が思い起こされました。
私達ファンに届くのは、切り貼りされて癖字も修正されて清書された言葉だとしても、その奥にはどうしようもない人間味が隠されているのかも…

031 常温さん
断片的な瞬間を縫うようにして導き出される“あなた”の姿、儚いような眩しいような…。
それか、“あなた”に影響されて言葉選びや行動が変わっていくファン目線にも取れるな~?とも思いました。

033 貼°さん
この考え方好き!です!
誰にアピールする訳ではないけど、現場に向けて洋服決めたり爪塗ったりするのめっちゃ楽しいですよね~~最高の自担に会いに行くんだから、最高の私じゃないと!

034 穂村さん
メンカラのものばかり目に留まって手に取っちゃうあの感覚。
しかも黄色担当の人って不器用な優しさと凛々しさを兼ね備えた人が多い気がします。
またちょっと話題の飛躍なんですけど、自担ユニの黄色担当のソロで客席のペンライトが一面黄色になった時、それが彼を包む花束みたいに見えてすっごく綺麗だったのを思い出しました。

036 飄さん
発想の大勝利。
ファンタジーとリアリティーが混ざり合う世界観が素敵です。

039 一榎さん
生活の中にどんどん“君”が侵食していく。恐ろしいような、これ以上と無い幸せのような…。
最後に持ってきた“信号待ち”のセレクトが最高。

040 河岸景都さん
“今このときの二人が世界”という、閉鎖的でちょっと危うさもある瞬間を“芸術”と形容することで、その“世界”をくりぬく額縁が見えてくるような、まさに芸術的な短歌だな~と思いました。

043 ルルさん
アイドル視点ともファン視点とも読める作品。
私自身の短歌のルーツが百人一首なので、“夜半の月”という少し古風な言葉選びにときめきました。
夜半の月の光(ファン/アイドルの互いの存在のことかなと読みました)を手繰り寄せながら日々をどうにか往なしていく、この月が陰る頃には新しい朝が来る。そんな繰り返しの営みが美しく描写されているな~と思いました。

044 芹さん
ただでさえ美しい満月に、“0番の君”が重なって思い浮かぶ…愛だな…。
自分が入れない公演でも、今日も元気に舞台立ててるかな、とつい思いを馳せたくなる気持ちを思い出しました。

045 千佳子さん
“金曜夜9時”!こんなにピンとくる曜日と時間の組み合わせってなかなかない。
今ってYouTubeとかの配信もあるし、もちろん録画も出来るんだけど、それでもやっぱり地上波の音楽番組って特別で絶対リアタイしたい!って気持ち分かります。特に歴史ある“金曜夜9時”のあの番組なら尚更。

047 さなしさん
これは~~~~あの人のあれですよね?(ご本人のツイートをお見かけしたので多分合ってるはず)
私も何度か現地で“星の海”の1つになったことがあって、ぱっと読んだ瞬間、「せーの!」って声が聞こえてきました。

048 トコさん
これを「アイドル」の題詠に持ってくるのいいなぁ…としみじみ感じました。
完璧な人生なんてないし、永遠に解けない魔法もない。
でもそれを悲観するんじゃなくて、受け入れていく前向きな世界をくれるのもまたアイドル…。

051 hanacoさん
途切れ途切れに請うような、縋るような切実さに胸が苦しくなる~~~……………。
公演の終わりが近付くあの瞬間の心のもどかしさよ……………。

052 16さん
こちらもファン目線にもアイドル目線にもとれる短歌かも。
照らし、照らされる関係。良き。

053 鷹野しずかさん
本企画の主催者さんの短歌で、感想を申し上げるのも緊張なんですけど、笑
“ただの他人”同士を鎖のように、あるいは赤い糸のように繋ぐ“約束”。
アイドルとの関係性を割り切っているようで、句の間に間に愛が見え隠れしている感じ。失礼は承知の上で言いますが、めっちゃ可愛い短歌!!

054 里紗さん
わかる。これ。私の句かな?(?)
目覚めて「いや、話しかけろや?!!!!」ってなるのを何度やったことか。

059 花依ゆずさん
なんらかの理由でグループを去るメンバーを見送る側の葛藤が、“背負う”という言葉の重みと“さくら色”という甘い響きのちぐはぐさに表れている感じがしました…。

064 車掌さん
エッセイも拝読したので、同担さんの短歌だ~と把握した上で読むと尚更分かる。
私はその“大切なひと”が大切になってから、その人の好きなアーティストの曲を聴くと動悸が激しくなるという奇病にかかってしまい、どうしたものか…と思っていたのですが、少し前のブログでそのアーティストさんの音楽を「僕の遺伝子に溶けている」と形容した回があって、なるほど…と腑に落ちたことがありました。
そんな遺伝子を感じ取るあの感覚、まさに“からだぜんぶを鼓膜とする”という表現がぴったりです。

067 しましまさん
言葉こそシンプルだけど、だからこそこれが至高。総意。やさしい祈り…。

076 朱子さん
や~~~~好きです!
Hey,Siri!この短歌の感想を述べるにふさわしい言葉を教えて!

078 東雲透季さん
こういう、公演中の瞬間を切り取った短歌が刺さるのそろそろバレるな…。
現場でマイクを通して聴く声って、TVやスマホ越しに聞く声とは全然違ってわぁ…ってなるあの感じを思い出しました。

083 煤輪さん
これもめっちゃ好きです。
結局はこういうアイドルが好きなんだ、みんな(みんなって誰)

087 眞尋さん
これこれこれこれ分かる分かる分かる……好きなアイドルに対して“幸せでいて”ってすぐ言ってしまうけど、そもそも“幸せ”ってどういう定義なのか?
移動時間くらいしか寝る暇がないくらいに忙しくなること?
素顔で街を歩けば騒ぎになって、気軽に買い物も行けなくなるほど有名になること?
まずアイドルに限らず他人の幸せを外側から定義すること自体が傲慢なことではあるんだけど、それでも私達は自担の“幸せ”を祈ってしまうんだよな…。

 

109 まれすけさん

これは~~~………もう~~~……………(胸元を握り締めながら)

全109首の〆、大トリを飾るのはこれしかない。異論無し。こういうの、思い付きたかったです。

君自身が好きだと笑える君が、私も好きだよ~!アイドルが好き!

 

 

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