偶像たちが目にしみる

あなたに心奪われながら 僕は生きてもいいですか

終末のない週末に(映画『水曜日が消えた』を観ました)

やっと念願かなって、自分の予定と映画館のスケジュールがマッチングして、観に行けました。

 

映画『水曜日が消えた』。

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主演は今をときめきまくる中村倫也さん。

率直に申し上げます顔が好き。春クールで唯一完走したドラマ『美食探偵』の中村倫也さんもたいそう美しかった…。

最悪演出と脚本に難があっても好きな顔を2時間近く堪能出来るのならば容赦致そう!!

 

…くらいの感じで久々に観客として踏み入れたシアター。

 

結論。

 

 

 


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※以下、ネタバレを含む感想となりますのでご注意ください。

 

一見几帳面で平凡な主人公はある秘密を持っている。

小学生の頃に交通事故に遭ってから現れた七つの人格。『彼ら』は曜日ごとに入れ替わる。七つに分かれた部屋。ノートに書き記していくその日の出来事と連絡事項。

几帳面な彼が目を覚ますのは一週間に一度、『火曜日』だけ。しかし、彼に奇跡が起こる。

いつもと違うTV番組。街の音楽。開いている図書館。『火曜日』だけを生きてきた彼に、『水曜日』が来たのだーーーーーー……。

 

 

物語は『火曜日』を中心に展開していく。映画全体を纏う雰囲気は幻想的で、一週間に一度しか生きられない彼と彼らの不安定さに重なる。

同じく倫也さん主演の『星ガ丘ワンダーランド』を思い出す。この映画の雰囲気が好きな方には是非ともお勧めしたいのだが、某パイセンが出演されているのでもしかしたら現在は観られる媒体が限られているかもしれない。

 

過ごす人生は七等分だが、一週間分のツケはいつも火曜日にまわってくる。ゴミも洗濯物も厄介事も、片を付けるのはいつだって火曜日だ。

損な役回りだった人生に射した水曜日という名の一筋の光に目を輝かせる火曜日がカワイイ。身体こそ大人になったものの、生きてきた時間も普通の人の七分の一。冷静なようでどこか幼い。映画館のレディースデー(水曜日)に衝撃を受けてたのが面白かった。

 

仕事はどうしてるのかと思ったけど、在宅だったりフリーランスだったりそれぞれ融通の利く仕事を選んでいてなるほどという感じ。でも学生時代は大変だろうなぁ。特に大学とかさ…まぁそこ深掘りするのは野暮か。

 

火曜日は自分には友達がいないと嘆いていたけど、別の曜日になりすました姿を見抜ける相手が2人もいる。一ノ瀬は良いな。良い女だ。お前が幸せになれ。

 

最後は、七等分の人生を七倍楽しく生きる七人の姿に希望を見た。この七重人格のせいで友達がいないのなら、この七人が友達になればいい。名案すぎる。

あと図書館は火曜休みだから司書の彼女と仲良くなるにはもしかしたら水曜日よりも火曜日の方に分があるかもしれんぞ。

 

私は彼らの七倍の人生を生きているにも関わらず、あまりにも日々を持て余し過ぎていた。

今もこうして寝転がりながらブログを書く枕元には、返却期限が迫る図書館の本たちが積み重なっている。これは、この本を選んだ私と、読み進めた私と、途中で届いたサマステのDVDに気を取られて放置した私、の、積み重ねだ。

 

 

今日のわたしがいるうちに、何が出来るだろうか。明日の私に何が残せるだろうか。

 

 

 

…まずは化粧落とせよ。