2020年10-12月クールの邦ドラも楽しかったね

こんにちは。きそがわです。

2020年10-12月クールのドラマが終わりました。今回はいつになく恋愛ドラマが豊作だった気がします。

今期完走したドラマはこちら。

前回ほどみっちりは書けませんでしたが感想をば。

★#リモラブ～普通の恋は邪道～
新型ウイルスによるパンデミックの時代。産業医として働く美々は、社内の感染予防対策に追われる日々を過ごしていた。しかしその冷徹すぎる言動から社内で孤立していく美々。ある日、気分転換にと勧められたオンラインゲームで、美々は『檸檬』というユーザーと仲良くなる。容姿も素性も知らないまま、美々は檸檬に惹かれていく…。

暫く最終回を観る覚悟が出来なくて、でも『この最終回を受け止めて年を越そう』と思って年明け前に観たんですけど(※そんな作品じゃない)プロポーズのシーンで優斗さんを好きになってからの2～3年の色々がぶわっと思い出されてただ泣くことしかできなくてなかなかTwitterで感想言うどころじゃなかった。
波瑠さん、福地さん、共演者、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
Kポペンの先輩とご飯食べてる時に各々の推しの話になって、優斗さんの話したら「リモラブ観てたよ～！あの子ジャニーズなんだね～！！！」って知っててくれて涙ちょちょ切れた。こういう瞬間の積み重ねがいつか君をスターダムに連れていくんだね…。
美々先生は初回の振る舞いこそあまりにもキツいんじゃないかと言われていたけど、檸檬(青林)と出逢って社内の人達とも親しくなって表情が柔らかくなっていく経緯が愛おしかった。
未曾有の事態で肩に力が入っていた姿だったんだ、と最終回で分かってああ～～～～～わかってあげられなくてごめんね……………………😭😭😭😭😭😭😭になった。その不器用さ込みで美々先生の愛らしいところだなぁ。

何よりこのドラマの一番の功労キャストは五文字役の間宮くん。

最初はえ？間宮が年下甘えん坊男子？誤植？(失礼！)と思ってしまったんですけど、美々先生にまっすぐアプローチ(※嘘ついたけど)する姿、眼差し、台詞すべてがいじらしくて愛しかった。

『僕じゃダメですか？って言っちゃダメですか？』は2020年邦ドラ史に残る金言。

★荒ぶる季節の乙女どもよ。

高校生という『荒ぶる季節』の真っ只中にいる5人の『乙女』たちが、同級生たちや周囲の大人との関わりを通して、性と恋愛について向き合っていく。

とにかく映像が美しい。いや出演者もみんな美しい。瑞稀が出ていなければ知らぬまま見逃していただろうなと思うと推しがくれるきっかけの力は偉大。ISLAND TVでやったダンス動画マッッッッッジで天才一生井上さんに足向けて寝れん。
この作品に出逢えたことによる一番の収穫は畑芽育さんを見つけられたこと。朝ドラか少女漫画実写か何かで絶対2021年売れる。
女子高生が孕む危うさと過剰な自意識を色彩コントラスト強めに捉えた作品、最近も観たなぁ……と思ったら映画『暗黒女子』だよ！！！！！！どっちも原作、岡田磨里だよ！！！！！！！！！！！！道理で…。
画面の中で彼女たちは口を揃えて「私たちには今しかない」と訴える。
そんな姿を見て、「儚い」よりも「子どもだなぁ」と思うようになった今こそ見える景色が、この作品には散りばめられている。

★この恋あたためますか

夢破れコンビニバイトに明け暮れる樹木。日々の楽しみはコンビニスイーツの感想をSNSにアップすること。
そんな樹木の前に、バイト先の社長・浅羽が現れる。鋭い着眼点を浅羽に買われ、樹木は本社のスイーツ開発部に抜擢されるが…。

7話くらいまでは良かった(悔しい顔)
こんなに主人公カップルが叩かれるドラマもそうそうないしある意味歴史的だと思う。実況するのは超楽しかった。
ドラアカの私的ドラマソング賞は前クールに続きSEKAI NO OWARI！！
最終回が私的に切なすぎて、放送後しばらくこの曲を聴きたくなかった。でも放送中は毎話曲入りのタイミングが絶妙で悶えていた。本当にまこっちゃんのイメソンだったね！！！！！！国民はまこっちゃんと北川さんの味方だよ！！！！！！！！！！！！
これまで何気なく手に取っていたコンビニスイーツも、たくさんの人の努力で店頭に並んでいるんだなぁ～とコンビニで買い物するときの気持ちが変わりました。
セブンコラボのスイーツめちゃくちゃ美味しかった！！！！！本当セブンのコラボは外れない！！！！！うちの母親未だに「怪物くんのカレーすごい美味しかったよね」って言うくらいだよ…。コンビニはセブンイレブンしか勝たんですいつもありがとうございます。
普通にお仕事ドラマとして、樹木と浅羽は最高のビジネスパートナーとしてココエブリィを成長させていきました！浅羽と北川さん、まこっちゃんと樹木はそれぞれ幸せになりました！という結末じゃダメですか？って言っちゃダメですか？(邦ドラファンの五文字)
中村倫也の顔でクズ男のムーブをしてどこまで許されるかの実験映像でしたと言われん限り許せん。でも中村倫也は『ファーストクラス』の時から好きです！！！！！！！

★危険なビーナス

獣医として慎ましく日々を過ごす伯朗の前に、弟・明人の妻を名乗る美女・楓が現れる。
楓から明人が行方不明になったことを告げられた伯朗は、真相を探るため疎遠になっていた矢神家を訪れる。再婚した母の連れ子として過ごした苦い記憶が甦る中、伯朗は明人の失踪と矢神家の遺産争いの関連を疑い始める…。

別名予告詐欺。(※悪口じゃないです)
蔭山くん今期一いい女だったな～～～～～～～～～～～～～伯朗ほんまクズだったな～～～～～～～～～～～～～。
真犯人も事件の動機もあまりにも東野圭吾だった。今期は恋愛ものが多かったので、こういう考察巡るミステリーを追うのは毎週楽しかった！

次クールも追いたいドラマたくさんあるので楽しみだよ！！！！！！

アメトーーク『意外と同期芸人』を見た

同期の芸人が欲しい。

同期の芸人と汚い居酒屋で水みたいな酒飲んでゴムみたいな焼き鳥食ってその日の昼間ネタ見せしてきた作家の悪口言いたい。

急なライブでコンビニバイト休んで店長に嫌な顔されるけど、いざ今にも床が抜けそうなボロボロの劇場に立って全て忘れたい。

全然芽が出なくて諦めかけた時に先輩の単独ライブ手伝って、舞台袖から生き生きとした先輩と大盛況の客席を見てやる気を取り戻したい。

その年のM-1敗退を機に引退と解散が決まっためちゃめちゃ面白い先輩のラストライブを泣き笑いしながら見学したい。

お互いの相方も知らない痛々しかった若かりし頃のエピソードをアメトーークで話したい。

色々あったねと、ちょっといい居酒屋でちょっといい酒を飲んで、ちょっといい肉を食って昔話したい。

『アメトーーク　意外と同期芸人』を見ました。

めちゃめちゃ面白くて、めっちゃ笑って、そしてまるで1本の映画を観た後のような感慨深い気持ちになり、久しぶりに芸人さんテーマにブログを書くことにしました。

今回の出演者はこちら。
・シソンヌ
・チョコレートプラネット
・ハライチ
・すゑひろがりず
・向井慧(パンサー)
・稲田直樹(アインシュタイン)

吉本興業が運営する芸人養成所『NSC』の大阪校28期と東京校11期の同期芸人に、同時期デビューの他事務所(ワタナベ)所属のハライチを加え放送。
ちなみに大阪校の方が先に開校したため、同じ年度に入学した同期と言っても大阪校と東京校で『○期』の数字が違います。

それでは感想をば。

・＼Twitterが沸いた～！！！／
＼チョコンヌ決勝～！！！／
＼エモいという感情を初めて知りました／

KOC2014リアタイしてたけど、正直優勝の瞬間よりもあの2組が並んだ決勝の緊張感を覚えてる。

・みんな思ってた『チョコプラ、それ(IKKO&元彌)で売れるんだ…』

・岩井勇気最高音頭
仲良しこよしのよしもと組にガツガツ斬り込んんでヒール側に回る根暗ヤンキー様流石すぎんよ…。
ラジオも聴いたけど達成感でホクホクしてる岩井様とぶすくれてるショル兄の対比までオモロい。岩井長田一生喧嘩しててくれ。

・向井くんを巡る仁義なき戦い、もっと見たい、ハライチなんであんなクライマックスで帰ってしまったんだ、身体が向井くんを取り合って争う男達を欲してる　岩井長田一生喧嘩して欲しい

 ・向井くんが最高

そう。

パンサーが中学生の頃からゆる～～～く好きで。

お笑いライブって開演が夜遅めなので10代の頃はなかなか難しくて、営業とかルミネの昼間の公演に細々と足を運んでいた程度なんですけど。

大人になって見たパンサーは、向井くんは、当時よりずっと面白くて魅力的で格好いい芸人さんで、当時よりももっと好きになった。

今でこそ実力はたくさんの人の知るところになったけど、もしかしたら今際の際までずっとこの人は「男前1位」の十字架を背負ってコンプレックスを抱いて板の上に立ち続けるのかもしれない。

これだけたくさんの人に愛されてる人が一心に愛して人生を捧げて一生振り回されてる相手は「お笑い」なんてこんな…こんな切ない滑稽があってたまるか…。

本人には申し訳ないけど、最高の賛辞として言わせて頂くけど、ごめんだけどそれ、最高に面白い。

こんな面白い男がいてたまるかよ…。

そんなリスペクトしてるなら「向井くん」じゃなくて「向井さん」だろって感じなんですけど、なんか「向井くん」なんだな。なんだかな。

いきなり私の『癖(ヘキ)』の話になりますが、推されてることをコンプレックスに思ってる人にめちゃくちゃ惹かれてしまう。
事務所に推されるなんて芸能人にとってこれ以上とないラッキーなのに、それを不本意と感じてしまう人に非常に弱い。
そんな私の先には間違いなく向井慧がいる。

ロンハーとかあちこちオードリーとかで薄々ウズウズ思っていたことではあったんですけど、この2番組はあまりにもカロリーが高すぎたので、なんか今回のアメトーークくらいの量のエモを摂取してようやく言語化できた。

みんな、ラジオ『むかいの喋り方』よろしくな。

・稲ちゃんはナイスガイ(感想続くのかよ)

・酒飲んでたら絶対泣いてた

・同期の芸人が欲しい

・最後はこの曲で

トレモロ

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不変罪(映画『罪の声』感想)

※このブログは映画『罪の声』の内容に言及しています

休日はベッドの上かTVの前で過ごす怠惰な人間を、駅まで歩かせ電車に乗せ、公開初日朝イチの回に映画館へ駆け込ませるほどの期待を難なく超えてきたこの作品である

映画『罪の声』

不勉強なことに原案となった事件のことをほぼ知らなかった。映画がリアルすぎて本当にあった事件かと錯覚するとか思ってたら本当にあった事件だった。

端的に言います。めちゃくちゃいい映画です。

感想。ゴー。

・冒頭、制作会社のクレジットとともに流れる音声にゾクゾクした。
善良な尾上寛之さんを見るのが初めて(リバース、アンナチュラル、竜の道)だった。
マジで今調べて知ったんだけどずっと歌舞伎役者だと思ってた　松也の親戚だと思ってた　ウソ？

・当たり前に架空の店なのに、劇中に出てくる個人経営の店全部「今もあるのかな…」と思ってしまう。

・各々に信念や目的を抱え、初めはバラバラに動いていた男たちの道が交わった瞬間のカタルシス、この感じ記憶がある！！！！
『空飛ぶタイヤ』だ！！！！！！！！！！！！！！！

・生い立ち最悪人間だから生島姉弟の気持ちちょっと分かった(共感する相手が特殊)
脅威の相手がいる場合、そいつが死ぬまで恐怖って付きまとうよね

・上司俳優・古舘寛治さん(いろんな作品でいろんな上司をやっている)(大概頼りない)

・曽根(源)が阿久津(リッシュ)にカセットテープを聴かせるシーン。音声の前後に歌謡曲をノリノリで歌う曽根少年の歌声が収録されているので、「あっすいません…(恥)今のは……///」みたいなやり取りがあったかもしれない

・実在の事件をモデルにした商業映画のワンシーンに、事件をエンタメとして消費するなんて間違ってる！的なやり取りが出てくる皮肉

・関西弁ってこんなんだっけ

・永田町の隠喩かっこいい

・主題歌めっちゃエエ曲ね

おふざけ感想はここまでに、ここからは少々真面目に。

鑑賞後も、暫く余韻が残る作品でした。

自分が世間を震撼させた大事件に関わっていたことを大人になってから知る曽根。
自分と同じ境遇の生島姉弟の存在と、その過酷な人生を知り、幸せに生きてきたことに罪悪感を覚える。
阿久津の言う通り、罪の意識に苛まれるべきは彼ではないのに。
葛藤する曽根の繊細な心情をその身で、その声で描ききった星野源さんの姿に心奪われました。

犯人グループのうちの1人と対峙した阿久津は、「化石」と言い放ちます。

世界を変えようと、未来を変えようと学生運動に身を費やしていた若者たちは、自分たち自身がその時の熱に囚われたまま、未来への大きな代償を残し罪を犯してしまう。

時は過ぎ行く。
街が変わる。
生活が変わる。
法律が変わる。
声が変わる。

変遷し変わり行く時代に投げ込んだ火炎瓶は、果たして何を残したか。
世界は変わらないと嘆いた自分こそが一番変われていないのではないか。

事件の真相は暴かれど、いや暴かれたこそ、曽根はその声の罪を抱えて生きていくかもしれない。もう二度と、その声で誰かを傷付けないように。

志摩が恋しくなって帰ってから『MIU404』めっちゃ観た